世界の医療団の年次報告
10月16日付けの海外サイト「Le Point.fr」では、今週火曜日に公表されたMdM(世界の医療団)の年次報告書の内容を報じている。
世界の医療団は、フランスで結成された国際医療NGOである。世界各地に医療と保健衛生のスタッフを派遣し、地域の医療支援を行っている。公表された報告書によると、もっとも貧窮している人々の医療アクセス体制は悪化しており、特例措置と連携が必要不可欠であるという。
病気になっても、病院へ行けない
患者の実に99パーセントは貧困状態の中で生活しており、92パーセントは移民で不法に滞在している場合も少なからずあるという。72パーセントは路上生活者か、十分な設備の無い住居で暮らしているという。
世界の医療団は、医療保険などの医療への窓口を持たない人々の医療アクセス保障の改善を訴えているが、まだまだ満足な結果は得られていないという。

Le Point.fr
http://www.lepoint.fr/世界の医療団
http://www.medecinsdumonde.org/