収入はほとんどが食費に消えていく
10月15日付けの海外サイト「Haiti LIBRE」は、台湾の外務省がハイチに食料支援を予定していることを報じている。
台湾の外務省はハイチに米をコンテナ110個分、重量にして2200トンを寄付するということだ。寄付は国際組織「Food For The Poor」(貧困や飢饉に苦しむ国の食料支援と発展をサポートしている組織)を通じて行われる予定だという。
発展途上国の多くの家庭では、収入に占める食費の割合が80〜90パーセントにも及ぶのだという。ちなみにアメリカの一般家庭の食費は収入の9パーセントほどだという。
寄付された米は暖かい食事となって配布される予定
近年の食料並びに燃料価格の高騰により貧窮している人びとはますます食料に手が届かなくなっており、子供たちの栄養失調も目立ってきているということだ。
そんな中での台湾の申し出に、Food For The Poorは「神様が願いを聞いてくださったのだ」と述べているという。寄付された米は週に6日、暖かい食事として15000食分配布されることになっている。
台湾からの米の寄付は今年で2回目であり、初回にあたる昨年はコンテナ40個分、800トンが贈られたということである。

Haiti LIBRE
http://www.haitilibre.com/Food For The Poor
http://www.foodforthepoor.org/