Every woman every child
10月4日付け海外サイト「LE HUFFINGTON POST」では、「Every woman every child」という取り組みが徐々に成果を為してきていることを報じている。
世界の女性と子供の健康を守るためのグローバル戦略である「Every woman every child」は2年前に国連事務総長潘基文(パン・ギムン)氏の働きかけでスタートした。この戦略の基本目標は貧困、紛争、感染などの被害者になりやすい女性と子供を守ることであり、2015年までに1600万人の命を守ることをスローガンに掲げている。
image by Kheel Center, Cornell University徐々に成果が
先月25日に開催された会合には70以上の政府機関を含む250以上の団体が女性と子供の健康を守るために参加した。
発足から2年、妊婦のHIVウィルス保有率が高い地域での取り組みの成果が顕著になってきたようだ。サハラ以南の21か国での調査では、新たにHIVウィルスに感染する子供の数が25パーセントも減少した。
また貧困地域に住む妊婦の35パーセントが2010年にはHIVウィルスの検査を受けられるようになり(2005年には僅か7パーセントだった)、2011年にはHIVに感染している妊婦の57パーセントが抗レトロウィルス薬を受け取ることができたという。
しかし2015年までの目標を達成させるには今後さらにプロジェクトを加速させる必要があるという。

LE HUFFINGTON POST
http://www.huffingtonpost.fr/Every woman every child
http://www.everywomaneverychild.org/