目標総額は8億円!
9月24日付、米インターネットニュースサイト、courant.comによると、
米、St. Joseph大学の運営下にある、自閉症の子どもたちのための学校、Gengras Centerに300万ドル(日本円で約2.3億円)の寄附があった。本校では、
施設拡張のために、1,000万ドル(日本円で約8億円)を目標に、広く寄附を募っている。
Gengras Centerとは?
Gengras Centerは、1956年に、米ジョセフィン大学により設立され、国の認可を受けた私立学校。5歳から21歳までの自閉症の子ども達を対象とした、小学校、中学校、高校までのエスカーレート式の学校である。本校では、教育だけでなく、職業訓練なども行っている。Gengras Centerは、質の高い教育体系をとっており、
自閉症の子どもらが、社会の中で共生していくのに必要な職業技術、社交術などを、教育計画の中に取り込み、将来、生徒らが、自立した生活を送ることができるよう支援している。
上昇傾向にある自閉症発症率
米疾病対策センター(CDC)によると、アメリカにおける子どもの自閉症発症率は、
ここ10年間で、78%も増加している。2008年度時点では、88人中1人の子どもが、自閉症を発症。日本においても、日本自閉症協会のデータによると、36万人から1,200万人の人が、自閉症を患っている。自閉症の子どもらのための更なる支援が、アメリカだけでなく、日本でも必要とされている。(渡邉充代)

Gengras Center
http://www.gengrascenter.org/index.htmlcourant.com
http://articles.courant.com/CDC
http://www.cdc.gov/