オシャレな補助具で心うきうき
伊丹市の市立障害者福祉センターで活動するボランティアグループ「おしゃれ応援団UkiUki」は、“うきうきした気持ちで軽やかに外出、生活ができるように”“障害があってもオシャレな格好で積極的に外出してほしい”という思いを込めて、障害者が使いやすいように工夫したバッグやエプロンなどを手作りし販売している。
下半身まひの障害のあるグループ代表の加藤作子さんが、カナダで行われた国際会議に出席した際に外国の障害者らのカラフルな洋服を見て「日本の障害者も、もっとオシャレをした方がいい」と考えたことがきっかけとなり、1996年より活動している。
機能的なだけでなく、好みにあったもの
センターに相談に訪れた人から障害の状態や希望の色などを聞き取り、ひとつひとつ手作りで商品を製作する。活動メンバーは「商品を見たときに喜んだ顔を見るのが一番嬉しい。もっとたくさん依頼がほしい」と話している。
後ろで結ぶひもを省き、頭からすっぽりとかぶれるようにしたエプロンや、車いすの後ろにかけられるように改良したリュックサックが人気で、利用者からは「持ち運べる物が増えて行動範囲が広がった」と喜ばれている。
障害者の着せられやすい服ではなく、着やすい服、着たい服をこれからも作っていくために「こんなのあったらいいな」というアイデアを募集している。

おしゃれ応援団UkiUki
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