存続危機の臨海スポーツセンターに1億3000万円の寄付
高橋大輔ら、有名フィギュアスケーターたちが施設の存続を求め、募金運動などが行われていた大阪府立臨海スポーツセンターに2日、匿名で1億3000万円の寄付があったことが明らかになった。
財政難により、一時廃止も検討された大阪府立臨海スポーツセンターだが、高橋大輔らが協力した反対運動で存続が決まったものの、耐震化工事などの費用を支出しない決定は撤回されず、同センターを練習に使用している選手などで「支援の会」が結成され、チャリティーイベントや募金活動を行なっていた。
5月17日に高橋が大阪府の松井一郎議員を訪問し、耐震化工事への支援を要請。工事費の3億円のうち、大阪府から半額負担を取り付けたが、残り1億5000万円は募金などで集めることとなった。
匿名の寄付者「子どもたちの笑顔守りたい!」
今年7月12日に高橋大輔ら、日本を代表するスケーターが出演したチャリティーイベント「臨スポ愛チャリティーフェスティバル」が開催された際にも会場には大阪市議らも招待され、盛り上がりをみせていたが、1億5000万円の工事費を集めるには程遠く、「支援の会」での募金は続けられていた。
今回匿名で1億3000万円が寄付されたことによって、10月5日現在の募金総額は1億4324万9575円となり、目標金額まではあとわずかというところまでたどり着くことができた。
読売新聞の取材によると、3日に匿名の寄付者から
「センターで練習する子どもたちの笑顔を守りたいと思った」
というメールが届けられたという。

読売新聞
http://osaka.yomiuri.co.jp/関西大学 高橋大輔
http://www.kansai-u.ac.jp/臨海スポーツセンター支援の会
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