SNSで関心の輪を広げて
今日、10月16日は世界食糧デー。台湾の人道支援団体「ワールドビジョン台湾」は、この日に先がけ、9月1 日から人道的支援キャンペーンをスタートし、参加を呼びかけてきた。
フォーカス台湾の報道によると、このイベントは、同団体がアフリカのニゲール、チャドなど各国の栄養不足の子どもに送る食糧パックの購入資金を集めることを目的としたものだ。
ワールドビジョン台湾は、このイベントの参加者に、支援への協力を約束するカードにサインをして、そのカードの写真をフェイスブックやフリッカー、ブログにアップしてほしいとよびかけている。食糧危機について関心を持つ人々の輪を広げることが目的だ。
かんがいの整備で収穫量の向上を
世界の人口は、昨年70億人を突破。気候変動による異常気象、食糧価格の高騰、不安定な世界経済、不均衡な食糧の配分など、世界食糧危機をもたらす原因はたくさんある。
ワールドビジョン台湾は、農業支援こそが世界じゅうに食糧を供給するためのカギだと考えて活動してきた。
長期的な食糧確保のため、かんがい設備を整備し、それを活用した農業を指導している。西アフリカのマリとケニアに敷設した、かんがい設備はソーラーパワーを利用したもので、これまでも収穫量を上げるのに一役買ってきた。このかんがい設備から生み出される水は家庭にも供給され、地域の保健衛生向上にも貢献している。

ワールドビジョン台湾
http://www.worldvision.org.tw/フォーカス台湾
http://focustaiwan.tw/ShowNews