ギフトカードを手渡し
国がちがえば、慈善活動のかたちもちがってくるのも当然かもしれない。Beauregard Daily Newsによると、アメリカ・ルイジアナ州の女性退役軍人たちのグループは、負傷した兵士への支援として、ギフトカードの寄付を呼びかけている。
同グループは10月12日にサッカーのチャリティマッチを開催。入場料の代わりに、来場者にギフトカードを持参するように案内した。また直接の現金の寄付も受け付けた。
ギフトカードの寄付は引き続き12月1日まで募集している。金額は問わない。集まったギフトカードは、テキサスのBrooke Army Medicalと Burn Center に入院している兵士と家族に渡される。12月の第1週目にグループのメンバーらが直接手渡しに行く予定で、クリスマス前に必要なものを購入するのに使ってもらえれば、と考えている。
自由をかけた戦いの犠牲者?
主催者グループのメンバーは、いずれもみな空軍、海軍などに籍を置いた元軍人たちだ。冷戦時代は、韓国やベトナムに駐在し、近年ではアフガニスタン、イラクを経験した人たちもいる。「今も仲間たちが私たちの自由のためにアフガニスタンや世界各地で戦っていることを誇りに思う」といい、「負傷兵たちが、私たちの自由のために戦い、犠牲になった人たちだということを忘れないでほしい」と述べている。
米軍がしかけた戦争や派兵については、世界中からおおいに異論があるところだが、負傷兵たちもまた犠牲者であることには変わりない。無益な争いによる犠牲者が増えないことを祈りつつ、傷を負った兵士たちに温かい手が差し伸べられることを願うものだ。

Beauregard Daily News
http://www.beauregarddailynews.net/article/20121007/