語られなかった子どもたちへの虐殺
セーブザチルドレンがシリアの子どもたちが直面している拷問や虐待に関する最新報告を発表したPDFの一部を、毎日新聞記者の和田浩明氏が29日、Twitterにて抜粋・翻訳したものを投稿し、話題となっている。
2011年より、激しい反政府運動が続いているシリア。反体制派の集計によれば騒乱開始以来、2012年8月までの時点で2万3千人が死亡。国際連合によると、死者数の推計は不可能と言われているほどの大きな混乱の中、この騒乱が子どもたちに及ぼした被害も甚大だ。
ある14歳の訴え 悲惨すぎる現状
セーブザチルドレンの発表した資料には、混乱を極めるシリアの現状に翻弄されながら、成すすべもなく傷ついている子どもたちの悲痛な訴えが記されている。
「お葬式でロケットが爆発した。狙われたんだと思う。従兄弟とおじさんが死んだ。地面に死体とけが人が散らばっていた。バラバラになった人体もそこら中にあった。モスクについたら、何十人もの遺体があった。そこで、救助作業をした。虐殺のあと2日間、犬が死体を食べてた。モスクにも沢山の死体があった。ほんとうに怖かった。生きるのが嫌になって、自分も嫌いになった。おじさんと従兄弟が死んだ。従兄弟とは、いつも一緒だったけど、死んでしまった。
うちは焼かれてしまった。何もかもなくなった。中に入りたかったけど、熱くてできなかった。みんな打ちのめされていて、目を合わせることもできなかった。
シリアの子どもを助けて。子どもが拷問され、砲撃され、撃たれているんだ。奴らは子どもを捕まえて来て、自分たちの前に立たせるんだ。子どもで人間の盾をつくるんだ。町の人は自分の子どもは撃てないだろうって。自分の目で見たよ
まだシリアにいる子どもは、逃げて欲しい。逃げて、砲撃で死なないようにしてほしい。シリアについて覚えていること?砲撃が始まると、待避壕に逃げた。子どもたちは叫んで泣いていた。怖かったから。拷問された子も沢山いた
シリアで起きていることを考えると、もう遊べない。家に帰りたい。町に帰りたい。サッカーをしたい
世界中の偉い人にお願いします。シリアの子どもを助けて。砲撃から救って。薬もいる。服も、食べ物も。子どもはみんな、遊んで、幸せになるべきだよ。これからどうなるの?どこに行けばいいの?」ハッサン、14歳
和田氏のツイートでは、このような子どもたちの現状が訴えられた。多くのフォロワーも、この現状に対し、言葉も出ないといった様子だった。

和田浩明氏 Twitter
http://twitter.com/spearsdenセーブザチルドレン「語られなかった虐殺・シリアの子どもたちの物語」(英文)
http://www.savethechildren.org.uk/