まさか!警官が!?
10月5日付け海外サイト「ARGERIE-FOCUS」では先月初めにチュニジアで起こった強姦事件が新たな局面を迎え、大きな抗議活動に発展したことを報じている。
被害女性は9月3日、婚約者と車内にいたところを警官グループに襲われた。女性は警官二人から性的暴力を受け、後日弁護士を通じて訴えを起こした。
ところが警官グループは反省するどころか反対に女性と婚約者が車内で「不道徳な体勢」を取っていたと証言し、二人を公然わいせつ罪で起訴したのだ。当然ながら女性と婚約者は警官グループの言い分を否認。この一連の騒動に対し、国内はもとより海外の人権団体からも抗議の声が殺到している。
image by bastiendフェメンはトップレスで「レイプは犯罪だ」
被害女性を擁護するたくさんのメッセージが届けられ、女性は「世界中の方が私を支えてくれます。みなさんの支えが必要です」と述べている。
チュニジアから遠く離れてはいるが、パリではかの有名な女性運動グループがやはりこの被害女性を擁護するために抗議活動を行った。ウクライナのグループ「フェメン」は、女性への性差別等の撲滅のためにトップレスになり果敢に抗議することで知られる団体だ。チュニジアでの事件に対し「レイプは犯罪だ」というメッセージを裸の上半身に書き行進した。
ハマディ・ジェバリチュニジア首相は被害女性に暴行した警官らを糾弾し厳しく罰することを約束した。

ARGERIE-FOCUS
http://www.algerie-focus.com/Femen
http://femen.info/