劣悪な環境下でサッカーボールは短命
海外サッカーサイト「pkfoot」では、恵まれない環境下で暮らす世界の子供たちへサッカーボールを贈る人道支援プロジェクト「One World Futbol」の活動を紹介している。
サッカーはボール一つで楽しめるという理由から世界各地の子供に愛されているスポーツである。しかし我々日本人が思い浮かべるような整備されたグラウンドや芝生の上でプレーできる子供はほんの一部に過ぎない。紛争地帯、難民キャンプ、自然状況の極めて厳しい場所などではボールの傷みは激しく、空気が抜けるかパンクしてしまい、修繕手段を持たないが故にそれらのボールは使えなくなってしまうのだという。
パンクしないミラクルなボール
そんな状況を目の当たりにしたティム・ヤーニゲン氏は、パンクしないサッカーボールの開発に着手する。そして遂に劣悪な環境の中でも決してパンクしない特殊なボールを完成させる。形状記憶型なので空気入れも必要なく、輸送にも便利だ。社会活動家としての顔を持つミュージシャンのスティング氏の支援を受け「ワンワールドフットボール」プロジェクトが始動した。
さらにアメリカ自動車製造業「シボレー」が同プロジェクトにボール150万個分の出資をし、従来の青いボールとは異なる黄色の「2012年、シボレーパリモーターショーバージョン」を発表。
このプロジェクトへはボールを購入することで参加することができる。ボールを一つ購入するとボールが一つ世界のどこかへ寄付されるという仕組みだ。クラブチームなどでまとめて購入し支援に参加するケースもあるという。

pkfoot
http://www.pkfoot.com/One World Futbol
http://www.oneworldfutbol.com/