毎月1作品を発表
ミュージシャン坂本龍一氏とメディアクリエーターの平野友康氏が発起人となり、音楽を通じて東日本大地震の被災地支援をする「kizunaworld.org」(キズナワールド・ドット・オルグ)というプロジェクトがある。
「プロダクションでもなく、レーベルでもなく、個人として被災された方々のために“できること”をできるかぎり行っていきたい」という想いに共鳴するアーティストらの作品を通じて寄付を募るプロジェクトで、9月20日に新たな映像作品を発表した。
視聴権ではなく寄付のお礼としてプレゼント
「chrono」と題する作品は、世界で活躍する映像アーティスト高谷史郎氏が夜明けから日没までの空をデジタルカメラで撮影した約20,000枚の写真を編集した映像に、坂本龍一が音楽を加えたコラボレーション作品となっている。
作品紹介にはこのように書かれている。
「時間」には、国境と同じように、本来はそれを分けるラインなど存在しないのだが、
人間によって線がひかれる ― たとえば、「9.11後」とか「3.11前」などのように。
この映像を見ていると何気ない空ではあるが、毎日休まず昇り沈む太陽、明けない夜はない、と人それぞれ心に感じるものがあるだろう。
作品に対して1口1,000円からの寄付を募り、集まった寄付金の全額(決済手数料を除く)を、被災地で「いま必要な支援」として、医療・こども・食料・住宅・エネルギーの分野を代表する5つの支援組織に届けていく。

kizunaworld.org「chrono」
http://kizunaworld.org/japanese/project/024