「食事代行」!?目が点の出品に大反響が
インターネットオークションサイト・ヤフーオークションにて6日、出品者が落札者の代わりに「すき家」にて食事をする、「食事代行」という商品が出品され話題となっている。
6日にサイト上に掲載された情報では、落札者の代わりに「すき家」へ行き、食事を代行するという趣旨が説明され、注意書きとしてメニューの選定や食事時間帯は出品者の好みで行うため、選択が出来ないことが明記されている。
質疑応答に垣間見える徹底的なユーモア
この「なんともいえない」ユーモアの効いた出品には、閲覧者からの質問が殺到。ひやかしの質問に対しても、丁寧に回答する出品者の姿勢に思わず頬がゆるんでしまう。
米粒一粒残さず食べれますでしょうか?
ご質問ありがとうございます。ご飯の件ですが、メガでなければ一粒残らず食べられます。 メガでも十分自信はありますが、途中で飽きることも考えて保証はできません。
食事を私の代わりに食べてもらえる,ということでしょうか?
ご質問ありがとうございます。 ご質問の通り、ご落札者様に代わり私が自費ですき家で食事をしてくる形となります。 ただし私が食事をしてきたところでご落札者様のお腹は膨れませんのでご注意ください。
食事代行で私のお腹は満たされますか? または食事代行によって私の栄養失調は改善されますか?
申し訳ありませんが実際に食事をするのは私ですので、ご落札者様のお腹は満たされません。 メニューを想像して口の中に唾液を分泌させる程度であれば可能かもしれません。
出品は1口のみでしょうか。300口くらいを一年ほどの期間で代行していただくことは可能でしょうか。
一口のみの出品となります。 流石にほぼ毎日すき家に通うのは辛いものがあります。
質問には指定した制服を着用しての食事代行は可能か?などのユニークな質問もあり、質問者への回答がいちいち丁寧でおもしろい。
全く新しいチャリティの形?
最終的に「食事代行(すき家)」は29件に上る入札の結果、550円で落札された。牛丼並盛が280円というコストパフォーマンスの高い「すき家」で550円といえば、出品者はなかなかの豪華メニューを食べることが出来たのではないだろうか。
受け取りようによっては、出品者の食費を支援するための「募金」だ。ただ、食事を奢って欲しいと言えば誰も見ず知らずの人にお金を支払う人はいないだろうが、オークションに出品するという徹底したユーモアで、本当に食事代を「出資」させてしまうあたり、これからの時代のチャリティに必要な物はなにかということを考えさせられる出品だったといえるだろう。

YAHHO!!オークション
http://page11.auctions.yahoo.co.jp/