避けては通れない性の話
9月26日は、何の日かご存じだろうか? まだあまりなじみがないが実は「世界避妊デー」。
「すべての妊娠が望まれたものである世界」をめざして、世界で避妊についてのキャンペーンが行われる。
日本ではとくに10代の子どもたちに対して、公の場で性について話すのがはばかられるものだが、望まない避妊を避けるために避妊についての基本的な知識やセックスについて話すことは重要なことだ。
現在、世界の25歳以下の人口は30億人。そのうち多くが途上国に住んでいるという。途上国では子だくさんで生活が苦しいという家庭がめずらしくない。途上国では、若者たちに避妊の重要性を伝えることが、貧困から抜け出すための有効な手段でもある。
避妊は権利です
また、早すぎる妊娠は母体への負担が大きい。妊娠、出産中に死亡する15歳から19歳の女性の数は、20歳以上の場合にくらべて2倍にもなるという。精神面、経済面でも出産し子どもを育てる準備ができていないため、生まれてくる子どもの生育環境にも大きな影を落としてしまう。
世界避妊デーの今年のテーマは、「あなたの未来 あなたの選択 あなたの避妊」。女性と少女の健康・福祉の改善をめざして政策提言活動を行う団体ウーマン・デリバーは「避妊は女性の権利のひとつ」と訴える。
ウーマン・デリバーは、12日から世界避妊デーの26日まで毎日、避妊をテーマとした記事をブログに投稿し、特に若い女性たちに向けた啓蒙活動を行う予定。読者にはぜひ避妊に対する意見をコメントで聞かせてほしいという。
ウーマン・デリバー
http://www.womendeliver.org/updates/entry/