遠い国の話ではありません。
「大学で『日本にも難民がいるんだ?』と聞かれます」と語るのはソマリアから日本に逃れてきて、日本の大学院で動物の繁殖科学を専攻している男性。
自分の命を守るために母国を離れざるを得ない難民は世界全体で約2,500万人、毎年1,000人以上が日本に逃れてきている。ミャンマー(ビルマ)、トルコ、スリランカ、エチオピアなどから難民として逃れてくる人たちは国を選ぶ余裕はなく、たどり着いたらたまたま日本だったという人もいる。
安心して暮らすために語学習得サポート
「今の私には、安全はありますが、安心はありません」と語るアフリカ人女性のように、日本にたどり着いたはいいが日本語や日本の法律はもちろんわからない、家も仕事もない、友人・親類など頼りにできる存在もない、など難民が日本で生活するにはたくさんの壁がある。
難民のための法的・生活支援をはじめ相談に応じる「難民支援協会」は、外国語トレーニングソフトを販売する「ロゼッタストーン・ジャパン」と協力し、日本語のコミュニケーションスキルを身につけ、より安心して日本で生活する支援活動を行う。
第一弾として、今年9月より日本語習得を必要としているミャンマー出身の難民の方に、製品の利用説明を含め全面的にサポートを開始した。今後、必要な難民の方には随時提供していく予定となっている。

難民支援協会
http://www.refugee.or.jp/ロゼッタストーン
http://www.rosettastone.co.jp/