津波のエネルギーを減殺
8月29日に発表された「南海トラフ地震被害想定」によると、死者最大32万3千人という恐ろしい数字にのぼる。TOKYO FMでは、この南海トラフ地震と首都直下地震に備える防災特番「PROTECT MYSELF~自助と共助の大切さを考える~」を8月31日、9月1日、9月3日に放送する。
なかでも、9月3日の朝のワイド番組「Blue Ocean」(月~金 8:30~11:00)には、元首相で、「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」理事長、細川護煕氏が生登場し、活動の現状と今後などを語る。
「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」とは、東日本大震災で出た瓦礫を活用して、土台をつくり植樹をして、東北の海岸沿いに300~400kmにわたる津波を防ぐ「防潮堤」をつくろう、という壮大なプロジェクト。
私たちが「がれき」と呼んでいる物は…
震災瓦礫は、その土地の方々にとっての生活の形見、大切な思い出の品であり、単なる「ゴミ」や「廃棄物」ではない。「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」は、人々の想いがたくさん詰まったものを、未来の人が津波被害を受けないようにするための“防潮堤”として有効活用するために、瓦礫で作った堤防の上に木を植えて森を作っていくという活動だ。
東日本大震災の復興を妨げる要因となっているといわれる「がれき」、燃やしてしまえば灰になってしまうだけだが、有効な資源として活用すれば、これから何世代も先まで人々を守り続ける森になる。

瓦礫を活かす森の長城プロジェクト
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