チャリティニュース
2025年05月09日(金)
 チャリティニュース

マニラで激論!ストリートチルドレンすれちがう政府とNGO

チャリティ 新着30件






























マニラで激論!ストリートチルドレンすれちがう政府とNGO

このエントリーをはてなブックマークに追加




まずはお金持ちの周りから?
8月31日、フィリピン・マニラにて、ストリートチルドレンを支援するNGO、フィリピンの社会福祉開発省(以下DSWD)の職員らが集まり、ストリートチルドレンの支援のあり方をテーマとしたシンポジウムが開かれた。

DSWD職員の発表によると、フィリピンのストリートチルドレンは、推定24万6000人。これについて、DSWDはストリートチルドレン・ゼロをめざしたプロジェクトを展開しているという説明があった。しかし、その優先地域としてかかげている10地域は、いずれもマニラ首都圏のなかでも富裕層が多く住む地域で、ストリートチルドレンの数は他地域にくらべて少ない。

この地域の偏りについて、NGO関係者からは「なぜ裕福な地域ばかりを優先地域にしているのか?」という批判の声があがった。これに対しDSWDは「優先地域としてかかげた地域ではストリートチルドレンの姿が目につきやすいから、そこから進めていく」と回答するにとどまった。

ストリートチルドレン
子どもの人権無視「レスキュー」の実態
主催者のひとりNGOバハイ・トゥルヤンのキャサリン・シェリーさんは、「子どもたちが路上に出てくる背景には、スラムのなかでの貧困や家庭内での虐待の問題がある。そういった根本的な問題にアプローチしていかなければ、解決にはならない」という。

DSWDは、これまでも「レスキュー・オペレーション」と銘打った活動を展開してきたが、その実態は、路上にいる子どもを暴力でおどしながら車に乗せ、収容施設に監禁するという、子どもの人権を無視したものだ。

一方、多くのNGOは、子どもや家族のカウンセリング、貧困コミュニティでの生活再建プロジェクトなどに重点をおいて活動している。

政府とNGOの方針には大きなギャップがあるが、効果的な支援を行うためにはなんとか溝を埋め、協力体制を築いていきたいところだ。同様のシンポジウムは10月にも予定されている。
(編集部 野口和恵)


外部リンク

バハイ・トゥルヤン
http://bahaytuluyan.org/
Amazon.co.jp : ストリートチルドレン に関連する商品



  • スポオクにて、SGBプロジェクトが、各クラブ所属選手の直筆サインの入った限定チャリティーTシャツを出品するオークション開催中(5月8日)
  • [イベント開催] 難民支援のためのチャリティラン&ウォーク DAN DAN RUN 2025を開催。(5月5日)
  • 走って、応援!「東京レガシーハーフマラソン2025」寄付金及びチャリティランナー募集!(5月4日)
  • 小児がん治療支援啓発番組「LEC TV 2025~子どもたちの『生きる力』をつくる~ supported by HIROTSUバイオサイエンス」、好評につき、1か月間のリピート配信決定!(5月4日)
  • 関西学院大学と神戸親和大学が、チャリティーマッチを開催(4月26日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索
    アクセスランキング トップ10










    お問い合わせ