総額1050万ドルを授与
先月30日、アトランタでコカ・コーラ財団の助成金授与式が行われ、世界41か国68の市民団体に総額1050万ドルの助成金が贈られた。
コカ・コーラ財団は1984年に設立されたコカ・コーラ社の慈善部門。おもに安全な水の資源管理、運動プログラムと栄養改善プログラム、コミュニティレベルでのリサイクル、教育活動の四つを重点課題として、それぞれの分野で活動している市民団体に財政支援を行ってきた。
2012年第2期目となる今回の助成金授与式では、水資源管理の分野へ290万ドル、運動・栄養改善の分野へ320万ドル、リサイクルの分野へ78万ドル、教育分野へ 63万ドルを授与した。
そのほか、若者の能力開発、コミュニティ改善、経済開発、環境活動など、各地域の優先事項に取り組む団体にも300万ドルを授与した。
地域レベルの支援で世界的効果を
「世界、数千のコミュニティの人たちが将来にわたって幸せに暮らすための意味ある投資。革新的なアイデアを持ち課題に立ち向かう人々を助けることで、世界規模の効果をあげたい」とコカ・コーラ財団理事長のイングリット・サンダース・ジョーンズ氏はいう。
同財団は、昨年2011年には、全期を通じて総額7600万ドルの助成金を授与している。助成金を希望する団体は、年間計画書等を提出して審査を受けたのち、理事会の承認を得て授与が決定する。

コカ・コーラ財団
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