思い出の写真を手元に届けたい
リコーがおこなっている、被災地で回収された写真を洗浄・デジタル化して持ち主に写真の原本と共にそのデータを渡す「セーブ・ザ・メモリー プロジェクト」に顔認証技術『NeoFace』が導入された。
写真は各自治体の写真センターで検索することができるが、これまでは膨大な枚数の写真の中から1枚ずつ確認する作業が必要だった。この技術の導入によって、写真検索がより容易になり、発見率が高まることが期待されている。
親兄弟、親戚の写真も見つかるかも
「NeoFace」は、警察や入国管理機関などでも活用されている世界最高の認証精度を有する顔認証技術で、顔写真と写真のデータを照合することで本人に近い顔が抽出されて、本人や親戚などの写真を見つけることが可能となる。
写真センターは現在、宮城県南三陸町、岩手県陸前高田市、宮城県女川町の3ヵ所だが、宮城県亘理町と福島県南相馬市も今秋の開所に向け準備中だ。1枚でも多くの写真が本人の手元に戻ることを願っている。

セーブ・ザ・メモリー プロジェクト
http://savethememory.jp/リコー ニュースリリース
http://www.ricoh.co.jp/release/2012/0808_1.html