幼稚園の子どもたちの笑顔のために
日本初のクラウドファンディングREADY FOR?にて、コピーライターの並河進氏が立ち上げたプロジェクト「ごしごし福島基金~郡山市の幼稚園プール開きのための除染活動」で、7月10日全国から236人(1,514,000円分)の支援を受け、プロジェクトが実現。8月7日に無事プール開きが行われた。
行政の手の届かない場所の除染活動を支援する「ごしごし福島基金」ではその活動の第1弾として7月11日、12日の2日間、郡山市の柴宮幼稚園の屋上プールの除染を行った。
除染作業は特殊な高圧洗浄機を使用し、地面に付着した放射性物質を水とともに吸入。集めた汚泥は凝固剤を使用し分離、ろ過するという方法で行われた。
8月7日 子どもたちの歓声がプールに響いた!
分離された放射性物質を含む水は、これまでそのまま下水道に流してしまう業者もあり周辺環境への影響が懸念されていたが、同プロジェクトでは一時的な保管場所として幼稚園のグラウンドに埋めた。
除染前、0.22マイクロシーベルト/毎時だったプール内の表面線量は除染作業後の7月16日の計測日には0.08マイクロシーベルト/毎時まで低下、空間線量は除染前0.43マイクロシーベルト/毎時だったものが、除染後0.15マイクロシーベルトまで下がった。
そして今月7日、待ちに待ったプール開きに園児40人が参加。子どもたちの大歓声がプールに響き渡った。
ごしごし福島基金では、福島の幼稚園や子どもたちの通学路など、行政に見落とされがちな場所の除染活動を支援していく予定とのことだ。

READY FOR?
https://readyfor.jp/ごしごし福島基金
http://www.goshigoshi-fukushima.jp/