NGO版ムーディーズ?
ボランティアに参加する時間と体力はないけれど、かわりに稼いだお金をどこか信頼できる団体に寄付して社会貢献できないか?という話をよく聞く。
でも、ネットでNPO、NGOを検索すれば、寄付を必要としている団体は山のように出てくる。果たして、善意はどこへおさめるのがよいだろう?
国内の寄付の総額がGDPの10%を占めるというほど、寄付の文化が根付いているアメリカでは、慈善団体を評価する非営利組織がある。
そのなかでも最大の規模をほこるチャリティー・ナビゲーターのサイトには、設立から10年の間、毎年300万人を超える人が訪問し、毎年数十億円の寄付を取り持ってきたと推定されている。
これほどの金額を動かすことができるチャリティー・ナビゲーターとは、いったいどんなものなのか?THE HUFFINGTON POSTにその概要が書かれている。
その善意を無駄にしない
チャリティー・ナビゲーターがめざしているのは、寄付額が多い少ないに関わらず、ビジターが納得のいく団体に寄付できるようにアシストすること。
現在は5,500の団体を対象として、財務が健全であるかどうか、寄付の使途などについて説明責任を果たしているかどうかを指標に評価づけをしている。
同時に情報提供を通じて、寄付を考える人たちが、自分たちの判断で適切な寄付先を選ぶことができるように、啓蒙活動を行っている。
チャリティー・ナビゲーターは評価に応じて各団体に星を与えており、最高評価は4つ星。適正に寄付が使われるなら、国内外問わないという人は、この4つ星を掲げている団体をまず探してみるのもいいかもしれない。

チャリティー・ナビゲーター
http://www.charitynavigator.org/THE HUFFINGTON POST
http://www.huffingtonpost.com/ken-berger/