冗談のつもりが...
小児がんの一種である神経芽細胞腫と診断され、アメリカ・ロサンゼルスの子ども病院に入院した2歳のHazel Hammersley(ヘーゼル・ハマースリー)ちゃんと家族は、外を歩く通行人に向けてちょっとした遊び心で、窓に貼ったテープで「4112号室にピザを送って」とメッセージを作った。
誰もピザが本当に届くとは思っていなかったが、メッセージに気付いた人によってソーシャルサイト「reddit」に写真が投稿されると、瞬く間にネット上で広がり、病院にピザが次々と届けられ始めたという。
病気に立ち向かうパワーを!
abcNEWSによると、ヘーゼルちゃんの病室には善意のピザが20箱以上も届き、病院スタッフや入院中の子どもたちとともに急遽“ピザパーティー”を開催した。病院側はメディアを通して「4112号室には十分ピザが届いた」ことを伝え、感謝の気持ちを表している。
ヘーゼルちゃんはステージ3と診断されており、5年生存率は「30~50%」程度とやや深刻な状態で、長期にわたる観察と治療が必要とのこと。ピザで応援を送ってくれた人々のパワーと、ピザパーティーの楽しい思い出で、厳しい治療も乗り切ってほしい。

reddit「Photo taken outside Children's Hospital in Los Angeles. Smart kid.」(英文)
http://www.reddit.com/r/funny/comments/1i8aquabcNEWS「Cancer Patient, 2, Inundated with Surprise Pizzas at Hospital」(英文)
http://abcnews.go.com/blogs/headlines/2013/07