視聴率99%!?
医療機関を受診するとき、何気なく見ている待合室に設置されているディスプレイ、テレビ放送ではなく病院からのお知らせや医療情報などが放映されている場合、それは「病院サイネージ」を見ている。
「病院サイネージ」とは、患者・付き添い者に対して病院からの広報番組や病気・健康についての番組を幅広く放映することで、増患施策や患者啓蒙に利用され、待ち時間対策として多くの人が視聴している。
健康保険証が手元にある時だからこそ
医療機関に特化したデジタルサイネージ「メディキャスター」を全国800施設に提供しているメディアコンテンツファクトリーと、日本臓器移植ネットワークが協同で、2010年から3回にわたって、健康保険証による臓器提供意思表示を啓発するための映像を1ヶ月間放映した。
その後のアンケート調査で、2013年の調査では2010年と比較して「健康保険証」で意思表示をする人の割合が約2割増加、さらに「意思表示の方法がわからない」と回答する人の割合が大幅に減少したことが分かった。
また臓器提供の自分の意思を家族に「伝えている」と回答した人が、2010年調査では26%であったのが、2013年は90%に飛躍的に向上。「病院サイネージ」が健康保険証による臓器提供意思表示の認知向上、理解促進に高い効果を発揮したことが分かる結果となった。

メディアコンテンツファクトリー
http://www.mediacontentsfactory.com/健康保険証で臓器提供の意思表示をする人が2割増加(PR Times)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006