臓器移植法改正の活動を評価
2013年6月12日- 米の臓器提供政策を変えるための努力が継続されている。Tom Corbettペンシルバニア州知事は、デラウェア郡に住むMurnaghan一家を表彰した。
連邦裁判所は例外を設ける判決
一家は、10歳のSarah Murnaghanが肺の移植を受けられるよう法律改正に向けた活動を行ってきた成果が認められた。努力が実り、新たな肺を移植する。
Sarahの余命は約5週間といわれている。12歳未満の子どもは大人の臓器移植を受けられないが、連邦裁判所は例外を設ける判決を下した。
知事は、表彰の場で
「臓器提供を必要とするすべての子どもたちのためにSarahと家族の努力を表彰する。あきらめないということを教えてくれた。私はよくSarahのために祈っている。ドナーになるには30秒。その30秒は、移植を必要としている子供や大人の生涯にわたる命を意味する。」
と述べた。
臓器移植を改めて見直すとき
ペンシルベニア州では、運転免許証、仮免許、ソーシャルセキュリティカード登録時にドナーになることができる。440万人以上のペンシルベニア州民がドナー登録済。保護者は、子どもの臓器または組織提供を選択できる。
日本でも2010年に施行された改正臓器移植法で15歳未満の子どもの脳死判定や脳死からの臓器の提供は、本人に拒否の意思がなければ家族の承諾によって認められるようになった。同じ環境が日本でも提供されている。
自分の身にいつ何が起こるかは誰にもわからない。家族も本人の意思がわからなければ判断が難しいだろう。身近な人達と考えを共有しておくべき問題だ。
病院、運転免許センターなどの公共施設でドナーカードが配布されている。運転免許証を持っている人は裏面に臓器提供意思を記載するだけだ。ぜひ確認してみてほしい。

Efforts to Change Organ Donation Policy
http://www.prnewswire.com/news-releases/Pennsylvania Office of the Governor
http://www.pa.gov/