スウェーデンの国民的アイドルYOHIOとは
スウェーデンのみならず日本でも活躍している、17歳のビジュアル系アーティスト「YOHIO(ヨヒオ)」をご存知だろうか。美しすぎる容姿だけでなく、国の代表を決める歌のコンテストで準優勝するほどの実力の持ち主。
そのYOHIOが、スウェーデンのユニセフ協会のCMに出演している。CMで訴えているのは、facebookページに「いいね!」が押されたり意見がシェアされたりすることも大切だが、世界の恵まれない子どもたちへのワクチンは「いいね!」では買えないということ。
“いいね!”で払いたい?
CMを日本語で要約すると、とある店で男性客がカシミアセーターを試着して大変気に入り、店員に値段を尋ねる。「3,200クローネ(約48,000円)です」と答える店員に、男性客は「で、“いいね!”だと?」と聞き返す。
うろたえる店員に「“いいね!”でいくらするのか教えろ!」と詰め寄る男性。そこへYOHIOが「彼は“いいね!”で払いたいんだってさ」と一言。『ワクチンも「いいね!」で買うことはできません。Unicef.seで寄付をして、幼い命を救いましょう』と締めくくられている。
“いいね!”以上のものを!
このCMでは、“いいね!”ボタンを押す以上のアクションとして、子どもたちのためにぜひワクチンを買ってください!というメッセージをシンプルかつコミカルに描いていて、自分のこととして捉えやすく印象に残る。
ソーシャルメディア上では、“いいね!”などのアクションを起こしただけで「自分の役目を果たした」と満足してしまいがちだが、“いいね!”は現金と置き換えることができない。
CMに出演するもう一人の男性は、スウェーデンで有名なコメディアンHenrik Schyffert(ヘヌリック・シファート)で、この「セーター編」のほかにも「床屋編」と「レストラン編」がある。ぜひCMを見たあとはワクチンの購入を。

YouTube 「Likes don't save lives -Unicef Sweden-」
http://www.youtube.com/watch?featureUNIVERSAL MUSIC JAPAN
http://www.universal-music.co.jp/yohio