横8m×縦3m、壁画のようなダイナミックさ
東日本大震災の被災地の岩手県大船渡市の子どもたち約200人が、震災から約8カ月後の2011年11月に描いた絵画作品の展示が、5月31日より成田空港の出発ロビーで始まった。
世界各国から寄せられた温かい支援への感謝と、復興に取り組む被災地を忘れないでほしいという願いを込めて、海外旅行客が行き交う空港が展示先に選ばれた。
被災地から世界へメッセージ
「未来への夢ウォール」と名付けられた作品は、復興支援ボランティアを中心に、未来を担う子どもたちの育成を願う『Colors of Life~いのちの彩(いろ)~プロジェクト』の一環として創作された。
避難所の役割を果たした大船渡市民文化会館の近くの保育園児や小学生らが集まり、岩手県出身でドイツ在住の画家、ロッカク・アヤコさんとの共同作業で、さまざまな色の絵の具を手に取ってキャンバスにつける自由な手法で創作に取り組んだ。
成田空港第2ターミナル3階出発ロビーにて、6月30日まで見ることができる。

成田国際空港 ニュースリリース
http://www.naa.jp/jp/press/pdf/20130527_1.pdf