安い労働力として利用される子どもたち
Tシャツやタオルなど自分の身の回りにあるコットン製品がどのようにして作られているか、深く考えたことがある人は少ないだろう。
世界最大のコットン生産地のインドでは、大人だけでは家計を支えられないために子どもたちが劣悪な環境で働く。教育を受けられないため貧困から抜け出せないという悪循環が起きている。
毎年6月12日は「児童労働反対世界デー」で、世界中で児童労働に反対するイベントが開催されている。
児童労働で作られたものは要らない!
日本ではこの日、児童労働の撤廃と予防に取り組む国際協力NGO「ACE」が、児童労働をなくすために企業や生活者ができることを考えるイベント『コットンの未来をつむごう会議』をHUB TOKYOにておこなう。
ACEが実施するプロジェクトや日本での取り組み、オーガニックコットンに関わる専門家とジーンズブランドLeeの取り組み事例などを紹介するトークやワークショップを開催する。
企業がビジネスの中で児童労働をなくすための努力をする、消費者がそういう企業の商品やサービスを選ぶことなど、子どもの搾取を生み出さない社会を実現するためのアクションプランを考える機会になるだろう。

ACE「コットンの未来をつむごう会議」
http://acejapan.org/event/world-day-against-cl2013/