捕まった動物の気持ちが味わえる?!
ブラジルの総合コミュニケーションサービス「OpusMúltipla OM」が、YouTubeで公開したムービーに注目したい。
現在、野生動物の違法な取引きによって年間20億ドルが世界で動いており、その中でもブラジルの動物の取引きは販売額が10億ドル、つまり世界全体の半分を占めるという。数にして1200万の個体が違法販売されている現状を少しでも変えるべく、エレベーターにあるしかけが施された。
エレベーターが檻に早変わり
エレベーターの壁に格子がプリントされ、その格子の向こうから大きな人間の顔が中をのぞいている。エレベーターに乗った人はまるで自分が捕まって檻に入れられた感覚になるというしかけだ。
実際に乗った人たちの様子をカメラで撮影しており、皆そわそわと落ち着かない様子で、なかには階数のボタンを押すのを忘れてしまう人もいる。
エレベータードアには「捕まって楽しい動物はいません、こんな風に。もし野生動物の取引を知ったら通報してください」と書かれている。捕まった動物の気持ちを味わうことで、違法取引が少しでも減ることを願う。

YouTube「Base Ingles 2m」
http://www.youtube.com/watch?feature=player