友達を思いやる気持ち、物を大切にする気持ち
使われなくなったサッカーシューズを集めて修繕し、発展途上国の子どもたちへ届ける支援活動が口コミで広がり、FC東京や川崎フロンターレなど、賛同したサッカーJ1の複数のチームが協力している。
発案したのは、サッカーJ1「サガン鳥栖」の前社長である牛島洋太郎氏で、このプロジェクトは途上国の子どもたちを支援するだけでなく、日本の子どもたちの国際協力の意識と物を大切にする心の成長も願って、昨年6月から呼びかけを始めた。
青年海外協力隊を通してケニアへ
サッカー大会会場に回収箱を置くなどして集まったシューズは、これまでに190足がタイやミャンマーに送られ、さらにケニア・ナイロビで活動する青年海外協力隊員を通じて現地の子どもたちに送られた。
現地の子どもたちは、裸足でサッカーをやっているため怪我が多く、シューズの有無による不公平感も生じているという。サッカーシューズは非常に高価で、子どもたちは宝石を扱うように大事にしている。
サイズが合わなくなった、傷んで古くなった、使わなくなったサッカーシューズがあれば捨ててしまわず、途上国の子どもたちに送ろう。

JICA国際協力機構 プレスリリース
http://www.jica.go.jp/kyushu/press/ku57pq000005