漁業資源の保護を!
大規模な乱獲による漁業資源の減少を食い止めるため、グリーンピースやWWFなど世界の名だたる環境保護団体がEUの漁業担当閣僚宛に持続可能な漁業の優遇を求める文書を送ったことを海外の多数のメディアが一斉に報じている。
200を超える環境保護団体はEU閣僚に対し、2020年までに漁業資源を回復させる、2015年までに乱獲をストップさせる、などの項目を欧州議会で提言するよう文書で訴えている。
image by jayneandd欧州評議会の賛同も待たれる
欧州委員会は今年2月はじめの時点で、EU圏内の漁業を持続可能なものに改善してゆく大幅な修正案に賛同の意を示している。しかし今回環境保護団体が申し入れたのはそれをさらに強化した案であるという。
漁業資源の回復については、オーストラリア、ニュージーランド、ノルウェー、ロシア、アメリカですでに回復目標値が定められたということだ。
今後欧州議会と欧州評議会とのあいだで話し合いが持たれることになっており、6月末ごろまでに欧州評議会の賛同を取りつけたいということだ。

France24
http://www.france24.com/グリーンピース
http://www.greenpeace.org/WWF
http://wwf.org/