最貧国で大きな成果
エイズ患者の支援を目的として1987年から活動しているエイズ・ヘルスケア基金が、支援しているHIV感染者、エイズ患者の数が20万人に達し、活動が重要な節目を迎えていることを、Charity News Xperedonが報じた。
エイズ・ヘルスケア基金は、アメリカ国内に30の拠点をかまえ、3万5千人の患者を支援しているが、そのほかにも世界27か国で支援活動を行っている。とくにアフリカでは、南アフリカ、ルワンダ、ケニア、ウダンダ、ザンビア、ナイジェリア、エチオピア、スワジランド、シエラレオネのヘルスケアセンターを支援し、約9万人に手をさしのべてきた。
新たにHIVに感染する人は、毎年世界で270万人以上にのぼるといわれており、今後ますます予防活動に力を入れていく必要がある。一方で、エイズ・ヘルスケア基金らの活動によって、近年は抗ウィルス治療を受けられる人が増えており、これはエイズによる死亡者の減少に大きな効果をもたらしている。アフリカのエイズによる死亡者数は、過去6年間で、3分の1程度に減っているという。
次はリベリアとレソト
とはいえ、サハラ砂漠以南のアフリカ地域は、世界のなかでも、エイズの流行が深刻な地域だ。
2011年の時点で、世界には3000万人以上のHIV感染者がいるとみされ、そのうちの69%にあたる約2350万人がこの地域に集中していると推定されている。
エイズ・ヘルスケア基金は、今後、集まった寄付をもとに、リベリアとレソトでも新たな支援に取り組んでいく予定だ。

エイズ・ヘルスケア基金
http://www.aidshealth.org/Charity News Xperedon
http://www.xperedon.com/news_2120