余命は“40歳まで生きられるかどうか”
3月11日付けの米紙ボーモント・エンタープライズで報じられている、3月9日にテキサス州ボーモントで開かれたマラソン大会に出場し、見事優勝を飾った32歳のイラム・レオンさんのストーリーに注目が集まっている。
レオンさんは、2010年に発作を起こしたことがきっかけで、脳腫瘍があることが判明し、回復は難しく余命がそう長くないことを知った。そこで激しいスポーツは無理でも走ることは問題ないと、4歳の愛娘キアナちゃんをベビーカーに乗せて一緒にマラソンを楽しもうと挑み始めた。
優勝メダルを愛娘に
そして3月9日、レオンさんはベビーカーに乗せた娘と参加する許可を得てフルマラソンに挑戦し、2位に6分以上の差をつける3時間7分35秒のタイムでフィニッシュ、優勝を飾った。
そのレオンさんの姿は、欧米メディアに広がり、今回のマラソンを主催した福祉団体は、キアナちゃんの大学資金に役立てたいと3万ドル(約280万円)を目標とした寄付ページを立ち上げた。
いつか自分が人生の終わりを迎えるときに「もっと子どもと一緒に過ごしたいとは言いたくない」とだけは心に決めているというレオンさん、キアナちゃんとともに過ごす時間ができる限り長く続くように願ってやまない。

Iram Leon - Rush the Gush Fund!
http://www.donationto.com/Sports-Society-Fundボーモント・エンタープライズ
「Brain cancer patient wins Gusher Marathon」
http://www.beaumontenterprise.com/sports/article