野宿で184日間
スコットランドで、ホームレスのために、愛犬と荒野を旅する男性がいる。自営業のタイル工のウェイン・ホール(Wayne Hall)さん46歳は、2月25日にLoch Morarを出発し、184日間の徒歩行に出た。
所持する食料は最低限。行く先々で魚や植物など、食べられるものを調達する。ウェインさんはこの挑戦を、ファンドレイジングサイト、ジャスト・ギビングに登録しており、集まった寄付で、ホームレスの支援団体シェルター・スコットランドの活動を支援するつもりだ。
8月までに1万ポンドの収益を上げることをめざしているが、スタートから1か月足らずのうちに、約3000ポンドが集まっている。
スコットランドでは、3月に入ってからもまだ厳しい寒さが続いているが、ウェインさんはテントを張って野宿している。今支援しようとしているホームレスたちに近い状況に身を置いているのだ。
ゴールは47歳の誕生日
しかし、雪や風を防ぐことのできるテントのなかでさえ、水や食べ物が凍ってしまう状況にウェインさんは、ショックを受け、シェルター・スコットランドにこう語った。
結局、私は自分の意思でこの旅をすることを選んだ。でもホームレスの人たちはちがう
ウェインさんは8月までヨーロッパの荒野を歩きつづけ、25の湖を回るつもりだ。旅の終着点は、Galloway Forest Park。到着予定日の8月27日は、ウェインさん自身の47歳の誕生日でもある。
ウェインさんはフェイスブックとツイッターで、「6 Months in Scotland」というアカウントを作成し、旅の近況を報告している。ウェインさんの活動に共感し、ホームレスを支援したい人は、下記のジャスト・ギビングのサイトから寄付することが可能だ。
寄付先となっているシェルター・スコットランドは、毎年50万人以上のホームレスに生活の支援やシェルター提供を行っている。

シェルター・スコットランド
http://scotland.shelter.org.uk/news/march_2013/ジャスト・ギビング
http://www.justgiving.com/sixmonthsinscotland