ハリウッドスターの善意が集結
エイズ予防、エイズ患者支援のためのファンドレイジングを行っているエルトン・ジョン・エイズ基金が、1992年の設立以来、集まった寄付の総額が3億ドルに達したと発表した。
毎年エルトン・ジョン・エイズ基金に集まる寄付は、世界の非営利組織のなかでも、もっとも大きな額に達しているという。
ここまで多額の資金が集まるのは、なんといってもエルトン・ジョンの人脈、宣伝効果によるところが大きい。たとえば、同団体は毎年アメリカでチャリティを目的とした「エルトン・ジョン・エイズ基金アカデミー賞鑑賞パーティ」を開いており、ハリウッドスターが集合する。セレブが集まるこのパーティ。今年は、一夜で600万ドルの収益を上げたという。
また昨年、「レノン・オノ平和賞」を授賞したレディー・ガガは、賞金を惜しげもなくエルトン・ジョン・エイズ基金に寄付した。
道を外した人にもチャンスを
同団体に集まった資金は、アメリカ、中南米、東ヨーロッパのホスピスや、エイズ患者が暮らすコミュニティに提供される。
支援の対象のなかには、ホームレス、ドラッグユーザーや犯罪者も含まれている。「エイズと闘うための唯一の方法は、社会の片隅で生きている人々を支援することだ」と、ジョンは、団体のホームページのなかでコメントしている。

エルトン・ジョン・エイズ基金
http://ejaf.org/