株式会社DGフィナンシャルテクノロジー(デジタルガレージグループ会社、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:篠 寛、以下:DGFT)は、株式会社暁電機製作所(本社:滋賀県草津市、代表取締役社長:杉山 正人、以下:暁電機製作所)が製造する小型自動精算機/券売機「ARUNAS AES-CUT」と、当社のO2O決済サービス「Cloud Pay レジ(クラウドペイレジ)」の連携に向け取り組みを開始したことをお知らせいたします。
~各店舗の小型自動精算機と簡単・安全・スマートに接続し無人化を支援、ユーザーにかつてない現金支払体験を提供~
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近年、中小事業者(SME)を含む幅広い業種でキャッシュレスの導入が進むとともに、接客を非対面で行う「オンライン接客ソリューション」の活用や省人運営への関心が高まるなど、業種を問わず業務の効率化・省人化を目指す動きが加速しています。
一方で、現金決済ニーズの高い業種も一定以上存在し、キャッシュレスと現金の両立に悩む事業者は少なくありません。
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本連携により、利用者は自身のスマートフォンで、店頭やオンライン画面上等に表示された「Cloud Pay レジ」のQRコードを読み取り、「キャッシュレス」または「現金」から支払い方法を選択できます。キャッシュレス決済はすべて利用者のスマートフォン上で完結し、専用の決済端末やレジを介す必要がありません。現金を選択した場合も、「ARUNAS AES-CUT」で精算機による現金決済が可能です。
また、現金決済の場合も含め、決済データを「Cloud Pay レジ」上で一元管理できるため、従来は可視化が難しかった利用動向などのデータ利活用も可能となります。
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※本ソリューションに関する詳細は、正式なサービス提供開始が決定次第あらためてご案内いたします。
■背景となる課題と、本取り組みが目指す姿
昨今、飲食店や行政・教育機関などで自動精算機の導入が広がりを見せており、省人化・無人化の運用形態がさまざまな業種で進行しています(※1)。
一方で、従来の自動精算機は大型で高価な製品が多く、導入・運用コストや設置スペースの確保の面で、事業者にとって負担が大きいのが実情です。
また、精算機にキャッシュレス決済機能を搭載する場合、以下のような課題が顕在化していました。
・精算機本体と決済端末による設備コストや管理負担の増加
・決済手段ごとに操作や動線が異なるユーザー体験の低下
・複数ベンダーのシステム連携による管理業務の複雑化
こうした背景を受け、暁電機製作所とDGFTは、事業者の運用負荷を抑えながら柔軟な支払い対応を実現する手段として小型精算機と「Cloud Pay レジ」の連携に取り組み、キャッシュレス決済から精算機による現金決済まで、オンライン・オフラインをまたいだシームレスな決済体験の提供、幅広い事業者におけるスムーズなキャッシュレス導入とDX推進への貢献を目指します。
(※1)2024年10月16日 矢野経済研究所プレスリリース「POSターミナル市場に関する調査を実施(2024年)」
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3641
■ コメント
篠 寛 (DGフィナンシャルテクノロジー 代表取締役社長)
国内の小売業の約7割を占める小規模事業所、中でも街の飲食店や理美容室、リラクゼーションサロンなどの業態では支払い手段として現金をすぐには切り離すことが難しいと言われています。そのような現場のニーズに即したサービスとして、「Cloud Pay レジ 」は、現金決済を残しつつキャッシュレス移行を実現し、新しい決済体験を提供します。今後も多様化するニーズに幅広く応え、安心安全で便利なサービスを提供するとともに、ユーザー体験の向上と日本のDX推進に貢献してまいります。
■ 主な特徴
<Cloud Pay レジ について>
「Cloud Pay レジ」は、DGFTが展開するキャッシュレス決済サービス「Cloud Pay」シリーズのひとつであり、利用者のスマートフォンで共通QRコードを読み取ることで、クレジットカードや各種QRコード決済など幅広い決済手段を選択できる「Cloud Pay Neo(クラウドペイネオ)」(
https://www.veritrans.co.jp/lp/cloudpayneo/ )の機能を基盤としたサービスです。
「Cloud Pay レジ」では、自動精算機等の現金支払機器と連携することにより、利用者は支払い方法として各種キャッシュレスに加えて、現金も選択することができます。
また、導入店舗・事業者においては、キャッシュレス・現金とも「Cloud Pay レジ」上で一元的に管理できるため、省人化・業務改善にも活用できます。
※各種決済サービスのご利用には、事前審査が必要です。
<ARUNAS AES-CUTについて>
暁電機制作所の「ARUNAS AES-CUT」は、セミセルフ精算機能とタッチ操作式の券売機機能を兼ね備えた次世代型小型精算機です。業界最小サイズで設置場所を選ばず、サロンや飲食店などで効率的な会計が可能です。
キャッシュレス決済は、「Cloud Pay レジ」上で決済まで完了するため、精算機以外の物理端末が不要です。現金支払い時のみ精算機を活用するハイブリッド構成で、「現場のDX」と「現金派ユーザーニーズ」を両立します。
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①キャッシュレス決済はスマホ1つで完結
キャッシュレス支払いは「Cloud Pay レジ」上で完了。POSレジや決済端末に依存せず、非対面・非接触での一気通貫な決済体験が提供可能です。
②現金支払いは省人化かつスムーズな決済体験を提供
現金での支払いを希望する利用者には、精算機で対応可能。現金とキャッシュレスのハイブリッド運用が可能です。
③「現金の動き」も含めた決済データの一元管理
現金決済に関する情報も「Cloud Pay レジ」上で一元的に管理されるため、従来は把握が難しかった現金取引の可視化が可能に。支払手段の選択傾向や利用タイミングといった情報も含めて、マーケティングやオペレーション改善に活かせるデータ利活用が可能です。
④端末コストと運用負担の削減
外付け決済端末の設置・維持が不要なため、初期コスト・保守運用負担が大幅に軽減されます。複数のキャッシュレス手段を導入する際も追加コストはかかりません。
■活用シーン
①ホテルのフロント・レンタカーの受付(オンライン接客)
・接客終了後、利用者に精算用QRを画面上に表示
・精算機または「Cloud Pay レジ」で支払いを選択可能
・接客と精算の役割分担が明確になり、業務効率が向上
②飲食店(テーブルオーダー)
・キャッシュレス決済なら注文〜会計まで、人の手を介さず決済可能
・混雑時の回転効率アップ、レジ待ち解消、省人化に貢献
クレジットカード決済において、2025年3月をもって「PINバイパス」(※2)(暗証番号スキップ機能)が原則廃止されたことをうけ、従来型のPINパッドでの暗証番号入力やサインの運用が困難となる中、「Cloud Pay レジ」のような端末レスで完結する決済サービスは飲食店における業務効率化の観点でも有効な選択肢です。
(※2)PINバイパス:クレジットカード決済時に暗証番号(PINコード)の入力を省略し、サインで本人確認を行う仕組み。利用者が決済する際に暗証番号を忘れてしまった場合などやむを得ない場合の措置として位置づけられている。
出典:日本クレジットカード協会『ICクレジットカードの正しいお取扱いについて』
https://www.jcca-office.gr.jp/dealer/handling/ichandling/
③教育機関・公共施設(窓口業務)
・証明書発行、教材費、講習費などの支払いに対応
・夜間や無人時間帯も精算可能に
・職員の業務負担を軽減し、利用者の利便性を確保
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■展望
暁電機製作所とDGFTは今後も、精算業務に課題を抱える事業者の負担軽減と、利用者が迷わないスムーズな支払い体験の両立に向け連携し、飲食店のテーブルオーダーや、ホテル・レンタカー・各種受付窓口など、窓口業務を伴うさまざまな接客現場で高まるセルフ精算ニーズに応えるべく展開を広げ、現場ごとの業務設計に寄り添ったソリューション提供を進めてまいります。
今後の商用展開に向けては、機能検証を進めながら、さらなる機能拡充と導入支援体制の強化を図ってまいります。
<展示のご案内>
本連携ソリューションは、2025年7月10日(木)・11日(金)に開催される「第5回リテールテック大阪2025」の暁電機製作所の展示ブースにてご覧いただけます。
実際の精算機と「Cloud Pay レジ」によるデモンストレーションをご覧いただけますので、ぜひお立ち寄りください。
名称:第5回リテールテック大阪2025
会期:2025年7月10日(木)〜7月11日(金)
会場:インテックス大阪 5号館
小間番号:RT07
主催:日本経済新聞社、テレビ大阪
公式サイト:
https://messe.nikkei.co.jp/rs/
※事前登録制
■ 暁電機製作所について
会社名:株式会社暁電機製作所
代表者:代表取締役社長 杉山 正人
本社・工場:滋賀県草津市山寺町281番地1
設立:1969年5月
事業内容:マイクロエレクトロニクス・マイクロコンピュータを応用した各種システム及びシステムの機器の企画から開発、設計、生産、販売
暁電機製作所は、創業55年以上の歴史を持つ製造メーカーであり、電子マネーチャージ機や自動精算機、自動外貨両替機などの現金を扱う機器を手掛けています。「ARUNAS」ブランドのもと、品質と信頼性の高い製品を提供し、社会の利便性向上に貢献しています。
URL:
https://arunas.co.jp/
■ DGFTについて
会社名:株式会社DGフィナンシャルテクノロジー
代表者:代表取締役社長共同COO 兼 執行役員SEVP 篠 寛
所在地:東京都渋谷区恵比寿南3-5-7 デジタルゲートビル
設立:1997年4月
事業内容:決済情報処理サービス、収納代行サービス、送金サービス
登録事業:電子決済等代行業者登録(関東財務局長(電代)第25号)
資金移動業者登録(関東財務局長第00094号)
クレジットカード番号等取扱い契約締結事業者登録(関東(ク)第112号)
DGFTは、決済とデータ、テクノロジーを融合したグループ戦略「DG FinTech Shift」のもと日本全国の加盟店の100万を超える対面および非対面拠点に対して、クレジットカード、QRコード等の多様なキャッシュレス決済ソリューションを提供しています。また、決済代行事業に加え、デジタルガレージグループおよびパートナーとの連携のもと、EC基盤の構築やマーケティングツール、不正検知ソリューション等を提供し、世の中の役に⽴つインフラ事業として、持続可能な社会の発展に貢献し続けていきます。
URL:
https://www.dgft.jp/
■ デジタルガレージ(DGFT親会社)について
会社名:株式会社デジタルガレージ
代表者:代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO 林 郁
所在地:東京都渋谷区恵比寿南3-5-7 デジタルゲートビル
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコDGビル
設立:1995年8月
デジタルガレージはパーパスとして「持続可能な社会に向けた “新しいコンテクスト” をデザインし、テクノロジーで社会実装する」を掲げ、社会インフラを担う国内最大級の決済代行事業者として、多様な総合決済プラットフォームを提供する決済事業を展開しています。またデジタル・リアル領域においてワンストップでソリューションを提供するマーケティング事業、国内外の有望なスタートアップやテクノロジーへリーチするスタートアップ企業への投資・育成事業などを展開しています。
URL:
https://www.garage.co.jp/
※ 記載されている会社名・製品名・サービス名などは、各社の登録商標または商標です。
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