宮島芸術祭実行委員会(実行委員長=イタイミナコ)は、広島・宮島の1200年続く島の寺院・大聖院を舞台に、現代アートの展覧会『MAFIN( Miyajima Art Festival in the Narrative )』を2025年4月26日(土)~5月25日(日)で開催します。本展は、広島ゆかりのアーティスト3組を起用し、復興という名のもとに平和の言葉を語り継ぎ歩みを進めてきた広島で、普遍的な平和の希求と生きることの根元を再考する機会を提供していきます。
開催概要
MAFIN( Miyajima Art Festival in the Narrative )
会期:4月26日(土)ー 5月25日(日)9時〜17時(会期中無休)
会場:宮島弥山大本山 大聖院(住所:〒739-0588 広島県廿日市市宮島町210)
入場:無料
参加アーティスト:康 夏奈、久保寛子、Chim↑Pom from Smappa!Group
キュレーション:戸塚愛美(インディペンデント・キュレーター、NPO法人BARD)
マネージングディレクター:沖一成
プロジェクトコーディネーター:松元滉之介
宮島芸術祭実行委員会実行委員長:イタイミナコ
協力:森智秋、飯塚俊哉、ArtTank (小平悦子+近藤俊郎)、吉田貴子、gallery G、涌井智仁、中村紗千、井上知子、浅野堅一、HARO WORKSHOP
主催:宮島芸術祭実行委員会
後援:一般社団法人宮島観光協会
参加アーティスト
康 夏奈|Kana Kou
1975年東京都生まれ。2002年広島市立大学芸術学部デザイン工芸学科卒業。世界各地でのアーティスト・イン・レジデンス活動を経て、2010年のトーキョー・ワンダーサイト本郷にて吉田夏奈の名で展覧会デビュー。以後、多くの個展、グループ展に参加。2015年 作家名を康夏奈に変更。2020年2月末、東京都庭園美術館「生命の庭」展への出品展覧会の準備をしながら逝去。
久保 寛子|Hiroko Kubo
1987年広島県生まれ、千葉県在住。広島市立大学芸術学部彫刻専攻を卒業、テキサスクリスチャン大学美術修士課程修了。古代から伝わる神話や偶像をテーマに、現代社会で一般的に使用されているブルーシートや鉄などの素材を用いて彫刻作品を制作しています。近年の主な個展に「鉄骨のゴッデス」(2024年、ポーラ ミュージアム アネックス、東京)など。「瀬戸内国際芸術祭2016」や「さいたま国際芸術祭2020」など多数の芸術祭にも参加。
Chim↑Pom from Smappa!Group
Chim↑Pom from Smappa!Groupは、2005年に東京で結成されたアーティスト・コレクティブ。メンバーは卯城竜太、林靖高、エリイ、岡田将孝、稲岡求、水野俊紀。現代社会に介入したプロジェクトを通して世界各地の展覧会に参加し、その他にもさまざまな自主企画を展開している。森美術館、Dallas Contemporary、MoMA PS1、Saatchi Galleryなどで個展を開催し、Asian Art Biennale、Manchester International Festival、Alkantara Festival、Biennale of Sydney、Busan Biennale、São Paulo Biennial、Shanghai Biennale、Biennale de Lyonなどの芸術祭にも参加。Centre Pompidou (フランス) 、Solomon R. Guggenheim Museum (米国) 、Hammer Museum (米国) 、M+ (香港) 、東京都現代美術館 (日本) などに作品が収蔵されている。また、福島第1原発事故に伴う帰還困難区域内で2015年から続いている展覧会「Don’t Follow the Wind」の発案と参加や、アーティスト・ラン・スペース「Garter」、ユーモラスでナンセンスな「商品」や「作品」を販売することで使用価値の概念を問いかけるポップアップ・ショップ「KANE-ZANMAI」など、さまざまな自主プロジェクトを立ち上げてきた。コレクティブのメンバー個人でも、新宿にある実験的なアートスペース「WHITEHOUSE」や、多肉植物に特化した園芸プロジェクト「Leggy_」、広島にある多目的のアートスペース「Alternative Space CORE」など、スペースやコミュニティを運営している。これまで十数冊の出版物を発行し、2015年にはPrudential Eye AwardsのBest Emerging Artist of the Year賞を受賞。2022年4月、Chim↑PomからChim↑Pom from Smappa!Groupに改名した。
MAFIN COMMITTEE
キュレーター:戸塚 愛美|Manami Totsuka
インディペンデント・キュレーター。公共空間における展示のあり方や観客の設定に関心を寄せ、サイトスペシフィックな展覧会やアートプロジェクトの企画・運営に携わるほか、固有のナラティブを活用した芸術祭や展覧会など、民間企業や行政との協働により社会と芸術をつなげる役割を担う。主な展示に、さいたま国際芸術祭2020「I can speak」展(2020年、さいたま市)。国際的な活動に「Words are Bellows」展 (2024、リトアニア首都ヴィリニュス)。NPO法人BARD代表理事。
宮島芸術祭実行委員会実行委員長:イタイ ミナコ|Minako Itai
美術作家 / アートメディエーター。地域文化を掘り起こし、街が持つ潜在的な可能性や課題に向き合いながら、表現へと結びつける。広島市営基町高層アパートの自治会長として、芸術を介した地域づくりに取り組むほか、同地区のオルタナティブスペース「コア」の理事を務める。広島在住13年の間に、Chim↑Pom from Smappa!Group、康夏奈、久保寛子の制作スタッフとして活動。広島での実践を背景に、地域と芸術をつなぐアートメディエーターとして、展覧会やアートプロジェクトの企画・運営に携わる。
関連イベント
Opening Artist Talk
2025年4月26日(土)15:00 – 16:30
会場:大聖院・大広間
モデレーター:戸塚愛美 (本展キュレーター)
登壇:卯城竜太 (Chim↑Pom from Smappa!Group)、久保寛子、イタイミナコ
参加:無料
定員:20名・申込不要
本展の概要を俯瞰するトークイベント。出展アーティストをお招きし、これまでの広島での活動や出展作品に関する話題、そして今後の活動などについて存分にお話しいただきます。
Talk Event: 広島の残影
2025年5月10日(土)19:00 – 21:00
会場:オルタナティブスペースコア
語り手:権鉉基、カルロス、松波静香、イタイミナコ
聞き手:Chim↑Pom from Smappa!Group
通常、アーティストを語るのはアーティスト自身であることが一般的ですが、今回は広島で各アーティストに関わってきた方々から、活動を振り返りながらアーティストに迫り、像を結んでいくトークイベントです。
Information_MAFIN
5月15日(木) – 20日(火)10:00 – 18:00
会場:ぎゃらりぃ宮郷
入場:無料
住所:〒739-0554 広島県廿日市市宮島町幸町東表476
MAFINをもっと知るための情報センターを期間限定で開催!出展アーティストの関連情報などを紹介するポップアップ・インフォメーションセンターが宮島街中に登場します。より深く展覧会を知ることができる情報も多数紹介。関連グッズの購入も可能です。ぜひお立ち寄りください。
Contact
MAFIN事務局(宮島芸術祭実行委員会内)
E-MAIL:info@mafin.jp
提供元:
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