39年間の足跡を振り返るチャリティー企画展
近未来の荒廃した世界を描いた、SF漫画の金字塔ともいうべき作品「AKIRA」。デビューから39年たった今なお、国内のみならず海外でも強い人気も誇る同作品の作者である大友克洋氏による「大友克洋GENGA展」がアーツ千代田3331で4月9日から開催される。
同展では、大友氏のデビューから現在までの手書きによる原画作品を堪能することができる。「AKIRA」の全原稿約2300枚をはじめ、「童夢」「気分はもう戦争」「さよならにっぽん」などの代表作から画集「KABA」「KABA2」に収録された最新カラー原画まで約3000枚が展示される。
今回の原画展は、今年1月に発売された大友氏の20年ぶりとなる画集『KABA2』が開催のきっかけのひとつとなったが、もうひとつのきっかけはあの大地震だった。大友氏は、東日本大震災の復興支援のためのチャリティー企画に積極的に参加、その経験から漫画家に何ができるのかを考えた結果としてたどり着いたのが震災チャリティー企画展の開催だったという。同展の来場者収益の一部は、東日本大震災復興の支援活動に使われる。

大友克洋GENGA展
http://otomo-gengaten.jp/アキバ経済新聞
http://akiba.keizai.biz/headline/2744/