桑田佳祐 「ジョン レノン スーパーライヴ」への初参加が決定
12月に行われるチャリティーコンサート「Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」に、桑田佳祐が初参加することが決定した。
桑田佳祐はこれまで、1993年に音楽業界を中心として活動を開始した、エイズ啓発活動であるAAA(Act Against AIDS/アクト・アゲインスト・エイズ)を通して、「桑田佳祐AAAコンサート」の開催、関連イベントへの出演、チャリティーグッズの販売など幅広いチャリティー活動を行ってきた。
ジョン・レノン スーパー・ライヴの提唱者であるオノ・ヨーコはそんな桑田佳祐に対し、同ライブへの出演依頼を出し続けていたが、同時に複数のチャリティー活動に参加することにより、1つ1つの活動が中途半端なものになってしまうことを懸念した桑田は、そのオファーを断り続けていた。
しかし、東日本大震災という未曽有の大災害の発生を受け、AAA以外のチャリティー活動に初めて参加することとなった。
「Dream Power ジョン レノン スーパーライヴ」
「Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」は「一人で見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる」と語るオノ・ヨーコの提唱により実現に至った、アジア・アフリカを中心に世界の子供たちに学校を送ることを目的としたチャリティーコンサートである。
2001年から毎年開催されているこのコンサートには、これまで154人の日本人アーティストが参加し、世界28ヶ国107校の学校建設を支援してきた。
今年のコンサートは12月8日、日本武道館で開催され、奥田民生(7回目)、吉井和哉(7回目)、斉藤和義(4回目)、LOVE PSYCHEDELICO(7回目)、BONNIE PINK(6回目)他、さまざまな人気アーティスト達が参加する。
桑田佳祐のチャリティー活動
桑田佳祐は震災後、被災者支援と被災地復興に向けさまざまなチャリティー活動を行ってきた。
自らが中心となりアミューズ所属のアーティスト(桑田本人も所属)37組54名によるチャリティー・プロジェクト「チーム・アミューズ!!」を結成し、チャリティーソング「Let’s try again」を発表した他、9月10日と11日には、震災で亡くなった人たちの遺体安置所として使用されていたという宮城・セキスイハイムスーパーアリーナにおいてチャリティーライブを行うなどしてきた。
これらの活動を通じて、桑田は「音楽の力を素直に感じることができた2011年という、特別な意味を持つ今年であれば、毎年いただく情熱あふれるオファーにきちんとお応えできるかもしれない」と感じ、今回のジョン・レノン スーパー・ライヴへの参加を決意したという。