ハイチ地震救済活動への新たな弾み
9月16日付けのWENN.com(ワールド・エンターテインメント・ニュース・ネットワーク.com)によると、オスカー俳優ショーン・ペンが代表を務めるハイチ地震救済機関、『J/P HRO(J/P Haitian Relief Organization)』に225万USドル(約1.7億円)の寄付が提供された。寄付をしたのは、発展途上国を対象に長期的な財政融資を行っているワールド・バンク(国際復興開発銀行)の上級幹部複数名で、今回の寄付により同機関のハイチ復興支援活動に新たな弾みをつけているとのことだ。
ハイチ地震発生1時間後から活動開始
2010年1月に起きたハイチ地震の直後に、俳優ショーン・ペンが中心となって設立した『J/P HRO』は今回の寄付の使途について、家屋の修復や貧困家庭への助成、太陽光発電を使った水道キオスクの建設に充てたいと話している。
『J/P HRO』は、ショーン・ペンが米国内での天災救済活動に従事した経験と幅広い危機管理ネットワーク、および政府機関関係者との人脈を駆使して、ハイチ地震発生の1時間後から最初の救済活動を始めたという。現在は被災地キャンプの運営管理をはじめ、医療活動、がれき撤去、崩壊した建物の取り壊しなどを中心に活動している。従事している約300人のスタッフの9割以上が現地雇用とのことで、雇用創出の面でも貢献しているようだ。ハイチ地震発生から1年8か月。現地では今だ懸命な復興活動が続いている。

ショーン・ペンのハイチ地震救済機関のホームページ(HP)
http://jphro.org/