東日本大震災で被災した子どもたちに本を贈る「いっしょだよ」キャンペーン始まる
13日、被災した子どもたちに本を贈る「いっしょだよ」キャンペーン(毎日新聞社と財団法人大阪国際児童文学館などが協力)、第1次配布分の計872冊を発送した。15日には宮城県、福島県の幼稚園や児童館など16カ所へ発送される予定だ。
13日に、東大阪市の文学館でボランティア15名が、子どもたちに笑顔が戻ってほしいとの思いで集まり、第1次発送の作業(寄付で購入した本を送り先ごとに段ボール箱に詰める)が行われた。
作家・あさのあつこさんが被災地への思いや、本の魅力を語る
『いっしょだよ』キャンペーン」事務局のインタビューに対して、岡山県在住の作家
あさのあつこさんは
先日、宮城県気仙沼市に行きました。海と重油のにおいが立ちこめる地に立ち、ここで生きるとはどういうことだろうと考えました。仮設住宅に住む母親たちは「子どもはずっとここで育てます」と話していました。
と答え、また、
インフラとか経済面で復興が語られがちです。でも子どもたちが、どうこの先を生きていくのか、表にでない人たちの声を聞く姿勢がいると思います。震災後、物語を書きたい気持ちが増しています。こんな時だから物語は必要とか、無力だとか言うつもりはありません。でも大切な人を亡くした高校生から著書を読んだと手紙をもらいました。どんな時も本を読んでくれる人がいる。その事実を大事にしたいです。
と被災地の子供たちへの熱い思いを語った。
13日現在で配布希望先は約120団体。今後も配布応募と寄付を受け付ける。問い合わせ先は事務局電話06・6744・0581。【反橋希美、青木絵美】
毎日JPより

毎日JP 1
JPhttp://bit.ly/qwnvaF毎日JP 2
http://bit.ly/om727g公益財団法人毎日新聞大阪社会事業団
http://www.mainichi.co.jp/osaka_shakaijigyo/