富士火災海上保険株式会社(以下、富士火災)および富士生命保険株式会社(以下、富士生命)は、CSRの一環として東日本大震災の復興支援のために新規契約数につき一定額を義援金として寄付する活動を開始している。
富士火災では、期間内に日本商工会議所を通して「集団扱保険制度」、「マスターポリシー方式」を利用して、新たに加入した対象商品1契約につき100円が日本商工会議所に寄付される。また、『みんなの健保2』1契約につき100円が「あしなが育英会」に寄付される。
富士生命では、期間内の対象商品、新規1契約につき50円が「あしなが育英会」に寄付される。
なお、義援金を寄付する商品の契約対象期間は、2011年8月10日から2012年3月末までとなっている。
CSR(企業の社会的責任:corporate social responsibility)とは、企業のあるべき姿は、法令遵守や利益貢献といった責任を果たすだけではなく、市民や地域、社会の要請に応える、社会貢献や情報公開などを自主的に行うべきであるという考えのこと。
社会の公器として例えられる企業は、社会からの信頼を得るべくその活動を維持する必要がある。厳密に言うと、CSRと寄付は別物で、ボランティア活動への支援もしくは地域貢献のニュアンスが強いのではないだろうか。とはいえ、企業が信頼を得る手段として、財団なりNPOなり、社会貢献が認められる団体への寄付は、積極的にすすめるべきで、日本になじんでいない「寄付の文化」を自覚する経営者が増えることを期待したものだ。
富士火災海上保険株式会社リリース