被災地に絵本を
主にクリエイティブ業界の人脈が中心となって作られた被災地支援ムーブメント「
one heart japan」は、4月7日、福島県の避難所の子どもたちに絵本を届けた。
娯楽のない避難生活
避難所でグズってしまう子どもたちを抱える母親は、どんないたたまれない気持ちでいるか……長崎県で子供服ショップを経営する
林田静氏は、自身も2児の母であることから、被災地の母たちをそう気遣い、
絵本を送ることを思いついた。
林田氏の呼びかけに、1週間で
"667冊"もの絵本が全国から集まった。絵本寄付の申し出を聞いた
福島県田村市の青年会議所スタッフは、
「子どもも大人も、みんな何の娯楽もなく、疲れ果ててるんです…ありがとうございます」
と声を詰まらせたという。
引き続き絵本など募集中
絵本は、
対象年齢別に分類、さらに配布が容易なように
2〜3冊ずつに袋詰めされて梱包、企画に賛同した
辺見えみりさんのメッセージも同封して、同市避難所へ運ばれた。
「
one heart japan」では、引き続き、
絵本や
お絵描き道具などを募集している。4月30日まで。
子どもたち心のケアに、
絵本や
おもちゃ、
折り紙などが緊急で必要とされている。

one heart japan
「絵本とお絵かき道具と東北に送ろう!」