何がしたいか、ではなく、何ができるか
被災地での一般ボランティア受け入れに向けて徐々に態勢が整いつつあります。一部では民間のボランティアを受け入れているところも出てきました。しかし、多くの被災地では未だ市民生活の確保すらも難しい場所も多く、支援の格差が広がりつつあります。
一刻も早く被災地へボランティアをしに行きたい、と思う人は多くいます。各地の自治体でもボランティアの登録を呼びかけ、その登録人数は増加しています。
実際に被災地に入って現地の人たちの役に立つためには、気をつけねばならないことが幾つかあります。自分には何ができるかを明確にして戦力に加わる必要があります。
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dheuer's photostream 資格や技能は大きな武器になる
災害ボランティアにはどのような力量が求められるのでしょうか。まずは的確に情報を把握し、判断することです。
ボランティアの心がまえとして、「何でもします」ではなく、特色をはっきりさせた方が必要とされる現場を選別しやすくなります。例えば、英語が話せる、幼稚園勤務経験があるといったことです。子育てや家事の経験も被災地では喜ばれるので、主婦も大きな力になれます。
また、自己管理能力も重要です。現地で無理をしてけがや病気をしては、かえって迷惑をかけてしまいます。滞在日数分の食料と共に、常備薬やマスク、防寒着などを持参することが望ましいでしょう。
ボランティアの存在は被災地にとってはありがたいものですが、あくまで生活復興の「お手伝い」をするという姿勢を忘れてはなりません。ボランティア未経験ながら参加を検討している人は、各団体が実施する説明会を調べて受けることをお勧めします。

MSN産経ニュース記事-
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110322/dst11032220440051-n1.htm東日本大震災「災害ボランティア」まとめサイト