地震被害に海外から救いの手
11日、災害救助を行うイギリスの非営利団体、『シェルター・ボックス(ShelterBox)』は、マグニチュード8.8の地震で甚大な被害をもたらした東北地方太平洋沖地震に、シェルター・ボックス対応チームを派遣する、と発表した。
シェルター・ボックスは、コーンウォールのヘルストンに拠点を置く、国際的な災害救援の慈善団体であり、地震、洪水、噴火、津波、ハリケーン、地滑り、台風や紛争などで被災した人々に緊急避難所や支援物資の提供を行うため、様々な大陸で活躍している。
派遣チーム、迅速な対応
同団体創設者、トム・ヘンダーソン氏は、
「現時点で災害のスケールを測定することは困難である。私たちが知っていることは、津波が続くような大規模な地震は、環太平洋地域全体に甚大な被害を引き起こす可能性があるということです。私たちは局所に事前援助を設置しており、フィリピンに駐留するシェルター・ボックス対応チームのメンバーが迅速な対応を可能にします。」
と話している。
シェルター・ボックス対応チームのラッセ・ピーターソン氏(オーストラリア)、マーク・ピアソン氏(イギリス)、ジョン・ディクサ氏(フランス)らは、支援のために日本へ向かう準備を整えているとのこと。
地震による死亡者や被災者が増え続けている現在、このような海外の支援活動にも期待が集まることになるだろう。

ShelterBoxのウェブサイト
http://www.shelterbox.org/気象庁の地震・津波情報
http://www.jma.go.jp/jma/menu/eqmenu.html