
日本のインターナショナル・コミュニティに1973年から英語でメンタルヘルスに関するサービスを提供している、特定非営利活動法人東京英語いのちの電話(TELL)は、9月8日に第3回目となるチャリティイベント「東京タワー階段レース」を開催する。
日本の若者の自殺率を減らすことが目的
今年のイベントは「世界自殺予防デー」に合わせ、日本の若者の自殺率を減らすことを目的に開催され、全収益は、TELLの自殺予防活動を支援するために使われる。
日本における未成年の自殺率は深刻化しており、過去最悪を記録している。「2019年版自殺対策白書」によると、2018年で日本人の自殺者数は全体としては減少したが、2万840人と他の先進国より高い状態が続く。
また、19歳以下の未成年の自殺者数は増加し、過去最悪の576人だった。TELLは、日本在住の外国人からだけではなく、日本人からの相談も年々増えており、現在日本人が約6割を占めている。
TELLのライフライン・ディレクターであるヴィッキー・スコージ氏は次のように述べている。
「日本在住の若者は、将来に対して不安を感じているのが現状。若い世代が、健全に成長し、その能力を十分に発揮するためには、若者の精神状態を理解し、それをサポートすることが不可欠だ。このイベントを通して、悩んでいる時には相談できる相手がいるということを知ってもらいたい。」
【イベント概要】
日時:9月8日(日) 午前7:30ー午前11:00
会場:東京タワーフットタウン屋上
定員:500人
レース内容:展望台までの600段(150m)のタイムトライアル
参加費:一般4,000円/小人(4-13歳)2,500円
法人杯チーム(1チーム4人)15,000円/スクール杯・コミュニティー杯チーム(1チーム4人)12,000円 (慶尾六郎)