日本BLS協会がラオスで蘇生教育指導を実施
日本BLS協会はラオス人民民主共和国に心肺蘇生教育人形を寄付するとともに、認定民間非営利団体(NPO)法人ジャパンハートを通して蘇生教育の指導を実施した。
(画像はプレスリリースより)
日本BLS協会は、医師・看護師向けの医療シミュレーション教育を提供。
東京都、神奈川県、兵庫県を中心に、年間500回をこえる医療シミュレーショントレーニングを行っている。
今回の取り組みは、元来日本国内で提供してきた世界基準の蘇生教育のコースをラオス国内で実施できる環境を整えるものである。
それに伴い、日本BLS協会で利用している心肺蘇生法トレーニングマネキンのうち数台をジャパンハートを通してラオスに寄付する。
ジャパンハートは2004年に国際医療ボランティア組織として設立された。
代表の吉岡秀人医師は、医療の届かないところに医療を届けるという活動理念の下、これまで医療保険制度のないミャンマー、カンボジア、ラオスなどの途上国において日本人の医師、看護師による外科を中心とした臨床医療活動、現地人医療者の育成などを行ってきた。
ラオスの現状と提供の背景
ラオスは医療基盤が遅れており、十分な医療機器がないのはもちろんのこと、医療職ですら十分な医療トレーニングを受けられずに臨床に出ざるを得ない現状である。
現地の患者に最低限の医療を提供するためにもこの地に医療教育を根付かせていく必要があり、心肺蘇生法教育の提供を実施することとなった。
日本BLS協会は成人心肺蘇生法トレーニングマネキンを2台、乳児心肺蘇生法トレーニングマネキンを1台、バッグマスク類を一式、各消耗品を一式などの物品を寄付した。

発展途上国に蘇生教育を 日本BLS協会、認定NPO法人ジャパンハートを通して ラオスで蘇生教育指導を実施
http://www.atpress.ne.jp/view/51613認定NPO法人ジャパンハート
http://www.japanheart.org/日本BLS協会
http://blsjapan.com/