親がいなくても進学をあきらめないでほしい
特定非営利活動法人ブリッジフォースマイルが主催する、児童養護施設で育った子ども達によるスピーチコンテスト『カナエール』が東京、横浜、福岡で開催される。チケット代金5,000円は、出場者が進学するための奨学金として使われる。
(カナエール特設サイトより)
全国ではおよそ3万人の子どもが児童養護施設で生活している。子ども達が児童養護施設で生活できるのは、高校を卒業する18歳までで、それからは1人の社会人として自活することが求められている。
支えてくれる親がいない彼らが進学を志した場合、学費や生活費など全てを自分で用意しなければならない。そのため大学や専門学校への進学率はわずか20%。これは全国平均の75%に対して極端に低い数字だ。
120日間の夢をかなえるチャレンジ
カナエールのプログラムによる奨学金を受けるためには、スピーチコンテストに出場することが必須条件だ。出場者には3人の社会人ボランティアが付き、チームでスピーチの準備を進めていく。
スピーチ原稿の作成、映像制作、スピーチトレーニングなどにチームで取り組む体験や、大きな会場で夢を語るというチャレンジは、金銭面だけではない大きな財産を出場者に与えるだろう。
チケットはカナエール特設サイトで購入することができる。東京会場は6月29日(日)13:30~17:00 日経ホール。横浜会場は7月 6日(日)13:30~17:00 横浜市開港記念会館。福岡会場は7月 6日(日)13:00~16:00 レソラNTT夢天神ホールで、それぞれ開催される。

カナエール スピーチコンテスト2014
http://www.canayell.jp/特定非営利活動法人ブリッジフォースマイルのお知らせ
http://www.b4s.jp/