お菓子を買うと同時に寄付
国産材料にこだわった柚子やショウガを使ったお菓子を、製造・販売している福岡県の有限会社 藤井食品販売が、寄付金付き通信販売サイト「TABEKIFU」をオープンした。
(画像はTABEKIFUより)
TABEKIFUでは、藤井食品販売が製造した「九州の旨いもん」が、寄付金を上乗せした価格で販売されている。価格は通常価格より安く設定されており、運送費も含まれているため(北海道、沖縄、離島は別途525円必要)、寄付金付きでも安く購入できる。
またさらに寄付をしたい利用者は、購入時に寄付金を増額することが可能だ。現在4団体が支援団体に指定されており、購入者は寄付先を選ぶことが出来る。
自分に出来る子供支援はなにか
支援先に指定されている団体は、どれも子供支援を行っている。若年者の就労支援や子供の教育支援を行っているNPO法人育て上げネット。3.11被災地で、小中高生のための放課後学校を運営するなどの活動を行っている、認定特定非営利活動法人NPOカタリバ。
発展途上国の子ども達をねらった人身売買問題に取り組む、NPO法人かものはしプロジェクト。安価で質の良い病児保育を提供することで、仕事を持つ母親を支援する認定NPO法人フローレンス。
TABEKIFU立ち上げのきっかけは、藤井食品販売社長の宮尾氏が育て上げネット理事長の工藤氏に出会ったことだ。宮尾氏は工藤氏から、日本では子供の貧困率が他の先進国に比べて高く、8人に1人が貧困状態にあるという事実をはじめて聞かされ、衝撃を受けたという。
しかし、自分に出来ることは限られている。それよりも、子どもを支援しているプロフェッショナルの団体を支援しよう、という思いで立ち上げられたのがTABEKIFUだ。子どもが大好きなお菓子屋の取り組みが、今後大きく広がっていくことが期待されている。

TABEKIFU
http://www.tabekifu.com/