日本ではあまり知られないマラリアの脅威
現在、1分に1人の子どもがマラリアによって命を落としているといわれている。4月25日の世界マラリアデーに、「2014世界マラリアデーイベント ひとりのチカラ・世界の命 POWER OF ONE」が、中央区銀座にあるThe GARDEN Ginzaで開催される。
(画像はプレスリリースより)
参加費は1人3,000円(ブッフェ、ドリンク込み)。参加費のうち500円が、NPO法人マラリア ノー モア ジャパンに寄付され、アフリカでのマラリアの予防、治療活動に使われる。
パーティー形式のチャリティイベント
イベントはパーティー形式で行われる。ブッフェやドリンクを楽しみながら、アフリカ音楽の演奏やマラリアについてのトークを聞くことができる。
トーク&ミニライブを行うのは、「ニューズウィーク」誌の「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれた、ニャティティ奏者のアニャンゴ。ニャティティは、現地でも限られた男性にしか演奏が認められない伝統楽器だ。アニャンゴは世界で初めての女性ニャティティ奏者として、世界中で演奏活動を行っている。
本イベントでは、ミニライブと共に、自身がマラリアにかかった体験談を交えてマラリア撲滅を訴える。
そのほかのトークコーナーでは、大阪大学微生物病研究所所長の堀井俊宏氏が、マラリアの現状、日本で進められている効果的なマラリアワクチンの開発などについて。マラリア ノー モア ジャパン理事長の水野達男氏が、現地におけるマラリア予防のための蚊帳配布活動の話などを語る。
今後も続くマラリア対策
本イベントは、マラリア対策を行う以下の4団体の主催で行われる。
一般社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)、特定非営利活動法人日本医療政策機構(HGPI)、公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)/世界基金支援日本委員会(FGFJ)、特定非営利活動法人Malaria No More Japan(MNMJ) (プレスリリースより)
マラリア撲滅をめざす各国の活動により、マラリアによる死亡率は2000年から42%も減少した。しかし現地では、さらなる取り組みが必要とされている。イベントへの参加は、公式ウェブサイトから申し込むことができる。

2014世界マラリアデーイベント ひとりのチカラ 世界の命 POWER OF ONE
http://www.jcie.or.jp/worldmalariaday2014/特定非営利活動法人 日本医療政策機構のプレスリリース
http://www.hgpi.org/report_events.