戦争で失われた森を取り戻そう
流通大手イオン株式会社を母体とする公益財団法人イオン環境財団が、ベトナムのバ ヴィ国立公園の森を再生するプロジェクトを開始した。3年間にわたって行われるこの活動は、3月22日に開催された「ベトナム ハノイ植樹」にて幕を開けた。
(画像かイオン環境財団公式サイトより)
ベトナム北部の都市ハノイ近郊に位置するバ ヴィ国立公園は、豊かな森に多くの生き物が生息する広大な公園だ。ハノイをはじめ多くのベトナム人の憩いの場所として愛されているが、一部にはベトナム戦争時の爪痕が残っており、いまだ荒廃したままの地域がある。
イオン環境財団は、バ ヴィ国立公園に以前のような豊かな森林を取り戻すため、ベトナム国家大学ハノイ校と協力して3年間の植樹活動を行う。
1,500人のボランティア、60,000本の植樹
1年目となる今回の植樹では、現地から380人、日本からは180人、計560人のボランティアが、2,500本の苗木を植樹した。苗木には、ショウナンボク、アオギリ、コナラなどの在来種が選ばれた。
イオン環境財団はこれまでも、中国、インドネシア、ミャンマーなど多くの国で植樹活動を行っており、ベトナムでの植樹も過去に行われている。ベトナム中部のフエ省で2010年から行われている植樹、育樹活動では、1,502名のボランティアが参加して、累計6万本の樹が植えられた。

公益財団法人イオン環境財団のニュースリリース
http://www.aeon.info/news/